ホントのビーチはこちらです。(宮古島パイナガマビーチ)
昨日 の続きです。
オーブントースターが火に包まれ。あまりの衝撃に私フリーズ。
アタフタするとは、まさにあのときの私を言う。
次には、あわわわわー!とかよくわからない声を発していたと思う。
その奇声に気付いたたいごろーがゴロゴロ状態から飛び起きて、
「何入れた!?」
「あーぇぇぇ〜オイル、オイル!」
(正しくはオリーブオイルを入れたお皿を入れたんだけど、パニックすぎて説明できない)
「じゃ水入れられないな!」って言って、玄関へ猛ダッシュ。
私はてっきり窓開けて煙のモクモクを外に出そうとしてるんだと思って、ベランダの窓を開けた。
はい、それはやってはダメです。
その日は強風で、ヒョウが降って、雷が光って、もしかしたら台風来てるのか的な天候。
強風で炎がさらに舞ってしまいます。
「あわわわわー!」
慌てて窓を閉める私。
そんな中、玄関に行ったたいごろーが戻ってきた。消火器を持って。
「よし!おまえちょっとどけ。これかけるから!」
(え?アナタ消火器なんか使えるの!?っていうかうちの階に消火器ってあったっけ?っていうか家の中で消火器まいたらどうなるの??)
と頭の中がグルグルしてる間に、消火器のピンを外して、ホースを的めがけてかけた。
ブッフォォォォォーーー
シュゥゥゥ〜〜
動きがとてもスムーズ。そして確実に的を捕らえてる。
だけど煙い!(部屋がかなり白くなってきた)
「よし!窓開けろ!」
「はいッ!」
おお〜風で白煙が流れてく。
「完全に火が消えないと危ないから、全部出し切るからな」
「はいッ!」
おそらく消火器を発射してから15秒とかそれくらいしか経ってないかと。
「よし、全部出し切った。」
ここで私、そろっとトースターを遠巻きに覗く。
「あ、火が完全に消えてる!」
「奥でくすぶってない?」
「プスプス言ってないし、とにかく真っ白だよ。」
どうやら無事に鎮火できた模様。
「良かったー!!」
本当に良かった。
もしあのまま燃え続けたら、両隣とか真上の部屋どころか、もしかしたら建物全体に火がまわって、うちの前の道路を消防車が何台も何台も通ってサイレン鳴りまくって人が集まって鎮火した後にぼうぜんとなって、今夜泊まるところなくて、申し訳なさすぎて一生その地域には戻れない。
そんなことを一瞬の間に考えたけど、すべて回避できた。嬉しくて半泣きしました。
「いやーよかった、火が消えて。で、さ。コレどーする?」
「えっ」
「えっ」
うち(東京)にビーチができました。
続く。